相模原市の青根小学校が全焼!登録有形文化財と歴史


神奈川県相模原市で県内唯一、木造建築で残っていた小学校校舎が全焼しました。

3日午前5時すぎ、相模原市緑区にある市立青根小学校の校舎から火が出ました。新聞配達をしていた女性から、爆発音がして学校が燃えているとの通報で、消防隊が駆けつけ、火は2時間半余りでほぼ消し止められたのですが、木造2階建ての校舎は全焼しました。

けが人はいなかったということで、不幸中の幸いでしたが、1943年に建てられた神奈川県の小学校で市の登録有形文化財にも指定されている、ただ一つ残る木造建築は残念ながら無くなってしまいました。

5日に新入生1人を迎え入れる準備が終わり、入学式を待つばかりだっただけに、関係者も新入生も戸惑いを隠せない状況だと思われます。

警察では、校舎に火の気がないことなどから不審火の可能性もあるとみて捜査が進んでいます。

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登録有形文化財とは

文化財保護法では、有形文化財の中から国宝、重要文化財、登録有形文化財を指定・登録し、保護する制度を定めています。

都市開発などで消滅が危ぶまれる近代建造物は文化財保護法により、国により保護されています。登録有形文化財は、文化財保護法第57条にあたり、文部科学大臣が、国または地方公共団体の指定を受けていない有形文化財のうち、保存と活用が特に必要なものを文化財登録原簿に登録されます。

登録の基準は築後50年以上がたち、歴史的景観や造形に優れ、再現が容易でないことです。

青根小学校は2015年4月に登録有形文化財に登録されたばかりでした。

この小学校は立て直される前の1941年にも焼失していて、今回の焼失は2回目のようです。木造の校舎は維持、管理が大変であることを伺わせているようです。

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青根小学校の歴史

青根小学校は1943年3月に青根村国民学校として建てられました。建築に使われた費用は10万円ほどで、当時としては珍しい2階建てで、延べ面積1238平方メートル、総ヒノキ造りの校舎でした。

材料となるヒノキの調達先は、村有林や村民の私有林だったそうで、村人を借り出して建築に当たったようです。

2009年には耐震工事を行ったことで、時代の流れにより完全な総ヒノキ造りとまではいかなかったようです。

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