シンドラーエレベータが国内撤退する理由は?悪評判が絶えない!

スイスの昇降機大手シンドラーの日本法人、シンドラーエレベータが5日に、保守サービス事業を日本オーチス・エレベータに売却すると発表しました。

これは日本国内での昇降機の販売と保守事業から撤退することを意味していて、シンドラーエレベータの前身となる日本エレベータ工業株式会社が1954年に設立されてから、60年余りの歴史にピリオドが打たれました。

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撤退の原因は何?

シンドラーエレベータは2006年の高校生挟まれ事故以来、常にエレベータ不具合による悪評がつきまとっていました。

これは風評被害ではなく、実際にエレベータの不具合により犠牲になった方や一歩間違えると犠牲になりかねない恐ろしい体験をしてしまったという事実によるものでした。

人の命を預かっているのに不具合が多すぎるため、とても怖くて乗れないのです。

エレベータ内に閉じ込められるのはもちろんのこと、上昇中に最上階を通り過ぎて天井に激突したり、エレベータを吊り下げているロープが切れたり、扉が開いたまま動いて挟まれたりと、日本国民の中には、シンドラー=乗りたくないという意識が働くようになった出来事が多々報道されました。

この時、人々はエレベータに乗るたびに、ちらりと製造メーカーのステッカーに目をやり、「シンドラーじゃなかった。良かった。」と思うようになっていたのです。

そんなイメージに更に追い打ちを掛けるように、今度は従業員が故意にエレベータの安全装置を作動させてしまう事件まで発生させてしまいました。機械の不具合だけでなく、従業員までも?!と。

そして、その結果、誰もシンドラーのエレベータを買わなくなった。というのが原因なのでしょう。

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2006年の事故後の売り上げはどうなった?

挟まれ事故を受けて以降、近年は全くエレベーターの受注がない状態が続いていて、昇降機の保守事業の売り上げが主な収入源だったようです。

挟まれ事故前の2005年の売り上げは、およそ80億円だったのに対し、事故後の売り上げは、50億円から60億円の間で推移していたようです。

事故を起こした後も、言うほど売り上げが落ちてないのが意外ですが、この売り上げでは経営が成り立たないと判断したのでしょうか。

実は、シンドラーは、昇降機のシェアが世界第2位で、エスカレータでは1位、エレベータでは2位という大手メーカーなので。。先進国の中で唯一日本で苦戦をしていたようです。

日本での今後は?

エスカレータの販売も年内に終了するようで、最終的にシンドラーエレベータには訴訟や捜査対応の人員だけが残るということです。

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